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噴火警戒レベルとは?3分で分かるシリーズ、現在危ない火山、特別警報から予報まで、避難するレベルとは


 

噴火警戒レベルとは、気象庁が「火山の活動状況に応じた警戒度や防災対応」について5段階のレベルを設け、常時発表しているものです。
レベルは5が最大で順に下がっていき1が最低レベルになります。なお、どの火山でもいずれかのレベルは発表されていますがほとんどがレベル1です。

現在レベル3以上の火山

現在(令和3年10月30日現在)
気象庁で発表されている一番高いのはレベル3で、阿蘇山、桜島、諏訪之瀬島、西之島、福徳岡ノ場の5つだけです。阿蘇山と桜島は有名なので聞いたことある方も多いのではないでしょうか。それ以外の火山については全てレベル1となっています。
⇒ 日本は活火山の島、活火山の数はどのぐらい?1分で分かるシリーズ、地域別の活火山名称

特別警報 レベル1 噴火予報

火山の活動状態が、静穏である状態にある。
レベル1は通常の生活を続けることが可能。立入の規制等はかからない。

特別警報 レベル2 火口周辺警報

火山の活動状態が、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生、若しくは発生すると予想される状態にある。
レベル2は通常の生活を続けることが可能。火口周辺への立入の規制がかかる。

特別警報 レベル3 火口周辺警報

火山の活動状態が、居住地域の付近まで重大な影響を及ぼす噴火が発生、若しくは発生すると予想される状態にある。
レベル3は通常の生活を続けることが可能。要配慮者については避難の準備をする必要があります。レベル3から登山の禁止、入山の規制が行われます。

これ以上のレベルは避難が必要になる!

特別警報 レベル4 噴火警報

火山の活動状態が、居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される状態にある。
レベル4は警戒が必要な地域では避難の準備、要配慮者は避難を開始する必要があります。登山はもちろん禁止。

特別警報 レベル5 噴火警報

火山の活動状態が、居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、若しくは切迫している状態にある。
レベル5は速やかに危険地域から避難を開始する必要があります。登山はもちろん禁止。

まとめ

今回は噴火警報レベルについて説明しました。日本は活火山の数はとても多い国なので、知識として覚えておく必要があると思います。また災害と言えば、日本は地震が最も注目されますが、近年では大雨などの新しい災害も増えています。火山の災害は今まであまり注目されることはありませんでしたが、これからは何があるかわかりませんので火山の災害にも気を付けましょう。

 

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